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<ベガルタ>野津田躍動、ショートカウンターから左足一閃の先制弾

仙台−群馬 前半34分、仙台・野津田(右奥)が先制ゴールを決める(佐藤将史撮影)

 2年連続でJ3勢と大学生に足をすくわれたチームとは思えなかった。仙台が群馬に力の差を見せつけて圧倒し、順当に3回戦へ駒を進めた。
 序盤は一方的に押し込みながら、5−4−1の陣形で引いて守る群馬に対し、サイド攻撃はやや決め手を欠いた。前半34分、均衡を破ったのは野津田だった。ショートカウンターから左足一閃(いっせん)。「若干手詰まりの中で先制し、自分たちのペースで進められた」。初戦に弱いイメージを打破するような一発に、手応えは十分だった。
 多くの好機の起点に野津田がいた。中盤を駆け回ってボールを引き出し、前線にパスを供給し続けた。サイドだけでなく、ワンタッチで中央に縦パスを入れて脅威を与え、リズムをもたらす。後半はチーム全体で中央を崩す場面が増え、勢いは加速した。
 危ない場面は数える程度しかなかった。不用意なパスミスは気になったが、球際の強さの差は明らか。相手が1、2本パスをつなぐ間に、野津田を中心に粛々と奪い返した。後半33分に奥埜と交代するまで躍動し続けた。
 6日は24歳の誕生日。試合後にはスタンドからサポーターの祝福を受けた。「勝って当たり前とみられていても、油断はなかった。いい形で勝てた」。攻守でチームを引っ張った充実感とともに、より一層顔がほころんだ。(佐藤夏樹)


2018年06月07日木曜日


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