山形のニュース

<山形・入試採点ミス>「宮城方式」に注目 第三者委で再発防止策を検討

 山形県公立中高入試の採点ミス問題で、再発防止策を検討する第三者委員会の初会合が6日、県庁であった。宮城県宮城広瀬高の青山純校長が、解答用紙の様式変更で採点しやすくした「宮城方式」を紹介し、注目を集めた。
 委員は計6人。委員長に山形大人文社会科学部の是川晴彦教授、副委員長に県中学校長会長の阿部善和・山形市五中校長を選任した。
 青山校長はかつて宮城県教委で入試改革に携わり、2015年度入試から解答用紙の左側に○×を記す正誤欄、各問題ごとの得点を書き込む配点欄を新設。複数の採点者がチェックを重ねても見やすい状態に保てるよう改善した経過を説明した。
 宮城の解答用紙を見た委員たちは「これなら採点もしやすい」「解答欄のスペースが広く、受験生も答えを書きやすい」と感想を述べた。
 山形県教委は採点前の解答用紙をコピーして原本と2系統で採点する方式の導入を目指している。この点について青山校長は「宮城でも一時同じ方式を検討したが、答案を傷つける恐れがあって自動送りのコピーができない上、ミスコピーの処理も問題になって見送った」と話した。
 多数の採点ミスにつながったとされる記述式問題の多さについては、委員から「採点基準の厳格化が大切で、多いから減らすでは根本的な解決にならない」などの意見が出た。
 県教委は、第三者委の意見を踏まえて素案を見直し、月内に開く2度目の会合で委員らに再び示す方針。


関連ページ: 山形 政治・行政

2018年06月07日木曜日


先頭に戻る