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<空地音ハーモニー>世界遺産や国宝で挙式を 中尊寺や瑞巌寺など9寺社と連携「みちのく和婚」販売

宮城県松島町の国宝・瑞巌寺での挙式の様子
「みちのく和婚」をPRする菊池社長

 ブライダル業の空地音(そらちね)ハーモニー(仙台市)が世界遺産の平泉など岩手、宮城両県の9寺社で挙式するプラン「みちのく和婚」の販売に力を入れている。和婚は近年、晩婚や外国人のカップルを中心に人気が上昇中。同社は首都圏の和婚需要を東北に呼び込み、交流人口の拡大にもつなげたい考えだ。販売は好調で、同社の今年の成約目標100組は達成確実の見通し。
 連携している寺社は世界遺産の中尊寺と毛越寺(岩手県平泉町)、国宝の瑞巌寺(宮城県松島町)と大崎八幡宮、愛宕神社、仙台東照宮、青葉神社、宮城県護国神社(いずれも仙台市)、金蛇水神社(岩沼市)。
 同社は各寺社から公式許諾を取得した。衣装の手配や寺社との調整、当日の付き添いなどをプロデュースするほか、近隣のホテルでの披露宴や宿泊先の仲介も手掛ける。
 2016年から試行的に東京都内の和婚相談会などを通じてプランを紹介した結果、17年までに49組が成約。内訳は外国人を含む東北以外のカップルが68.7%を占め、会場は平泉などが人気だった。
 挙式参列者は1組平均54人、料金は平均約120万円で、披露宴や宿泊にも約300万円が使われた。参列者は3〜4泊し、奥入瀬渓流(十和田市)や銀山温泉(尾花沢市)など東北の各地を観光するケースが多い。
 式を挙げたカップルが結婚記念日の節目や安産祈願などに再訪する割合も80%を超えるという。
 06年創業の同社は社員26人。今年のみちのく和婚の売り上げ目標を1億円と掲げた。来年は立石寺(山形市)とも連携する予定。5月29日には東経連ビジネスセンター(仙台市)のマーケティング・成長戦略支援事業の選定を受けた。
 菊池美鴎(みお)社長は「晩婚化を背景に挙式の本物志向が高まっている。東北は魅力的な寺社が多い。挙式後の東北巡りなどツーリズム需要も見込めるので、地元の旅行会社とも連携していきたい」と話した。


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2018年06月08日金曜日


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