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<プリマハム>宮城・山元に大規模養豚場計画 津波被災地を活用、年5万頭出荷目標

大規模な肥育養豚場の建設が計画されている山元町新浜地区

 プリマハム(本社東京)の子会社「太平洋ブリーディング」(福島県富岡町)が宮城県山元町新浜地区の沿岸部約13ヘクタールで、大規模な肥育養豚場の建設を計画していることが7日分かった。町によると操業開始は2020年度ごろで、宮城県内有数となる年5万頭の出荷を予定する。
 町などの説明では、養豚場は1万8000頭の飼育が可能で、ある程度育った子豚を搬入して数カ月肥育する。県の豚の飼育頭数は約19万7200頭(17年2月1日現在)で、計画が実現すれば県内の1割近くを飼育できる施設になる。
 従業員数は20人程度で、このうち約10人が町内などから新たに雇用される見込み。農家の飼料米買い上げや堆肥の提供など地元と連携した循環型農業が計画されている。豚舎は密閉型で、臭気の95%以上をカットする構造になるという。
 予定地は東日本大震災前は主に宅地だった場所で、被災後は第1種津波防災区域(災害危険区域)に指定された。民有地と防災集団移転事業で買い取った被災宅地など町有地が混在しており、町が民有地取得と立地予定地の整備を実施し、最終的に太平洋ブリーディングが用地を買い取る。
 町の担当者は「被災沿岸部の土地利用が進む上、雇用につながる。条件が整い次第、公害防止策を含む立地協定を結びたい」と話す。


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2018年06月08日金曜日


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