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鎮魂の鐘7年ぶり帰郷 震災後、埼玉の寺で現役続行

再建された本堂の前に大梵鐘をつるす業者

 東日本大震災の津波で全壊状態となり、昨年12月に再建された宮城県名取市閖上地区の東禅寺に7日、7年ぶりに大梵鐘(ぼんしょう)が戻った。三宅俊乗住職の大学時代の同級で、法光寺(埼玉県飯能市)の大野文敬住職が被災状況を見かね、東禅寺再建まで預かっていた。
 大梵鐘は直径約1メートル、高さ約1.5メートル、重さ約1トン。業者2人が法光寺からトラックで運び、本堂前で金属パイプを三角形に組んで頂点部分から金属製のワイヤでつり下げた。
 三宅住職は「感慨無量。鎮魂の鐘、復興への希望の鐘として、大勢の皆さんに突いてほしい」と話した。
 大梵鐘は2011年5月、現地を訪れた大野住職ががれきの中から見つけた。同年9月に搬出され、被災地の鐘として法光寺で突かれていた。今回は仮置きで、いずれ本格的な鐘楼堂を再建する方針だが、時期は未定という。


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2018年06月08日金曜日


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