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<入の沢遺跡>集落範囲ほぼ特定 大溝で高い防御性

大溝跡を見て回る市教委関係者

 栗原市教委は7日、同市築館の国史跡「入の沢遺跡」の発掘調査で、大溝で囲まれた古墳時代前期の集落の範囲をほぼ特定したと発表した。当時の住人の生活を考える上で貴重な資料になるという。
 調査は史跡内の1カ所と史跡南脇の3カ所計約80平方メートルで実施。いずれの地点からも集落を囲む大溝跡が見つかった。2014年の調査で判明していた集落の外周と大溝をつないだ結果、集落全体の範囲が南北約90メートル、東西約145メートルと確認できた。
 集落内の標高差が最大で約10メートルあったことも分かった。これまで遺跡からは銅鏡や装身具などの副葬品が出土しており、有力者が防御性の高い構造にしていたことがうかがえるという。
 市教委の担当者は「大溝で囲まれた同時代の集落跡は県内初の発見で貴重。今後も史跡の実態解明を進めたい」と話した。
 市教委は9日午前10時半〜正午、現地で市民向けの見学会を開く。参加無料。雨天中止。連絡先は市教委文化財保護課0228(42)3515。


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2018年06月08日金曜日


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