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<ベガルタ> 村林いづみのアディショナルたいむ/ルヴァン杯奇跡起こすか 復帰の関口選手切り札に

<むらばやし・いづみ>仙台市在住のフリーアナウンサー。宮城教育大卒。2007年からJ1仙台の試合中継リポーターを務める。チームマスコットのベガッ太との掛け合いがサポーターに人気。勝利後のヒーローインタビューと祝杯のビールを楽しみに生きる1児の母。青森市出身。

 J1仙台はYBCルヴァン・カップ(ルヴァン杯)で湘南とプレーオフを戦っています。昨年はチーム史上最高のベスト4という結果を残しました。決勝進出まであと一歩届かなかったものの、タイトルを目指す戦いに選手たちは自信を持って臨んでいました。
 そして今年、その成績を上回るために心強い味方が加わりました。昨年のルヴァン杯王者のC大阪から6季ぶりに仙台に復帰した関口訓充選手です。「セレッソでは普段リーグ戦に出られない選手たちの力でベスト4まで進んだ。全員が一つになることができたからこその優勝」と振り返ります。
 仙台を離れた5年間、関口選手は浦和、C大阪と異なる環境でさまざまな経験を積み、たくましくなって帰ってきました。そして、口にした言葉が「プロとして歩み出した仙台でタイトルを取りたい」でした。
 振り返ること今から9年前の2009年。仙台は最終節でJ2優勝を決め、2度目のJ1昇格を果たしました。当時、関口選手は「J1昇格が一番の目標で、J2優勝にはそんなにこだわっていなかった」と言います。「でも直樹さんが『絶対優勝しよう!』とみんなに声をかけてくれて…」
 現在はタレントとして活躍している「ミスターベガルタ」千葉直樹さんはタイトルの重要性を当時から繰り返し仲間に説いていたのです。「仙台がいつか本当に強豪になるため、優勝の経験はとても大事」と。チームを支えた人の思いは変わらず、脈々と受け継がれていくのだなあと、ひそかに胸が熱くなりました。
 湘南とのプレーオフ第1戦はアウェーで0−3と痛い敗戦。準々決勝進出はかなり難しい状況で、9日のユアスタ仙台での第2戦で厳しい戦いが強いられます。それでも、関口選手らベガルタ戦士なら、きっとやってくれると信じています。(フリーアナウンサー)


2018年06月08日金曜日


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