宮城のニュース

病院のBCP作成意義学ぶ 仙台でセミナー

ワークショップで災害発生時の対応について意見交換する参加者

 東日本大震災を教訓に、災害時の病院業務を考えるセミナーが5月25、26の両日、仙台市青葉区の県庁分庁舎であった。県内病院の担当者ら約40人が参加し、事業継続計画(BCP)作成と実践的な訓練の実施に向けて理解を深めた。
 病床数300床以下の病院を対象に開催された25日のセミナーでは、東京海上日動保険(東京)の医療福祉法人部の瓜生護担当課長がBCPについて講演。瓜生氏は「災害時はライフラインが制約される一方で、病院には通常以上の業務対応が求められる」と指摘。「BCPを策定し、実践的に訓練しておくことで対応力が向上する」と訴えた。
 大地震発生時の対応を疑似的に体験するワークショップもあった。参加者は4班に分かれ、被害情報の収集方法やライフライン停止への備え、職員や患者への対応などを語り合った。
 セミナーに参加した担当者の一人は「BCPの意義と必要性を痛感した。検討を急ぎたい」と話した。
 県医療政策課によると、県内140病院を対象に県が2016年度に行った調査(回答131病院)で、「BCP策定済み」と回答したのは半数以下の46病院にとどまっている。


関連ページ: 宮城 社会

2018年06月09日土曜日


先頭に戻る