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<楽天>辛島KO大誤算 3回途中4失点「制球できず」 自力V再び消滅

東北楽天先発の辛島

 三回までで終わった、と思える試合だった。今季は岸、則本に続く3本柱的な役割を担ってきた辛島の三回途中KOが最大の誤算。「一回から既に90〜100球投げたような感じだった。相手のタイミングを外せず、左打者にも完璧に打たれていた」。梨田監督がこう嘆くのも当然だ。
 辛島は一回、田中に右前打を浴びたのに始まる1死二塁とされると、丸に左翼線へ運ばれる適時二塁打で先制を許した。ここまでたった4球だった。さらに二回は会沢にソロ被弾。三回も丸にソロ被弾。それでも立ち直れず、無死満塁を招くと降板を告げられた。
 「どのボールも制球できなかった。甘い球を一発で仕留められた」。精彩を欠いたままマウンドを降りた辛島は反省しきり。この試合が1000試合出場となった丸の引き立て役に回ってしまった。
 三回までの4失点は重かったとはいえ、打線が一回に先制すれば展開も違ったはずだ。1死二塁、ラッキーボーイの田中が左前打を放つも、一、三塁に好機を広げるのがやっと。「粘るだけで必死だった。いいところに飛んでくれれば良かったが」と田中は振り返ったが、続くウィーラー、銀次に快音がなかった方が痛かった。
 56試合を終了し、再度自力リーグ優勝の可能性が消滅した。この試合は球場を濃霧が包んだが、今季最多の借金17に逆戻りしたチームもまさに五里霧中だ。(金野正之)


2018年06月09日土曜日


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