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緑増やして30年 一関で「森は海の恋人植樹祭」

青空の下、木を植える子どもたち

 気仙沼湾に注ぐ大川の上流に豊かな森をつくる「森は海の恋人植樹祭」が3日、一関市室根町の矢越山ひこばえの森であった。1989年に始まった活動は今回で30回目。北海道から沖縄までの国内各地や英国、カナダからも含め1600人が参加した。
 参加者は約30分かけて1.7キロの山道を登り、50アールにミズナラ、カツラなど40種約1500本を植えた。
 徳島市から来た農業多田晴治さん(70)は「定年退職後に農業を始めるまで、森と海との関係は知らなかった。30年も続けてきたのは素晴らしい」と話した。
 気仙沼市唐桑のカキ養殖業者らでつくる牡蠣(かき)の森を慕う会と室根町第12区自治会の主催。植樹に先立ち、慕う会代表の畠山重篤さん(74)と第12区自治会長の三浦幹夫さん(73)、京大名誉教授の田中克さん(75)による記念の鼎談(ていだん)があった。
 畠山さんは「山だけでなく人の心に木を植えることが活動の基本理念。自然は部分的に考えるのではなく、森から川、海まで一つの系(まとまり)だという意識を、一人一人が持ってほしい」と訴えた。


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2018年06月09日土曜日


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