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<ILC>政府に誘致要望 年内に前向き姿勢を 推進協

二階幹事長(右から3人目)に要望した大野総長(右端)ら

 岩手、宮城両県にまたがる北上山地への超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致を目指す「東北ILC推進協議会」は8日、政府と自民党に計画の早期実現を要望した。海外各国の資金協力を得るため「年内に政府中枢が誘致に前向きな姿勢を示してほしい」と求めた。
 協議会と北海道東北地方知事会、東北市長会の共同要望。協議会代表の大野英男東北大総長らが自民党本部を訪れ、二階俊博幹事長に要望書を手渡した。
 大野総長は要望後「欧米は計画に賛意を示している。日本政府は誘致の考えを表明してほしい」と強調した。二階氏は「頑張りましょう」と述べたという。菅義偉官房長官、建設推進議員連盟の河村建夫会長にも要望書を提出した。
 要望に参加した村井嘉浩宮城県知事は「要望内容をしっかり受け止めてくれた。菅氏からは『お金がかかるので十分に検討していく』との指摘もあった」と話した。達増拓也岩手県知事は「じっくり話を聞いてもらった。地元の思いを理解いただけた」と語った。
 ILC計画では、研究者組織の国際将来加速器委員会が加速器全長を31キロから20キロにして建設費を削減する新計画案を決定。文部科学省の有識者会議は、総事業費7355億〜8033億円と試算された新案の妥当性を検証している。


2018年06月09日土曜日


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