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<楽天>則本、炎天下の熱投むなしく 打線3併殺、エース見殺し

 30度を超える炎天下、東北楽天は高校球児のような一丸の勝利をつかみかけていた。六回に主戦則本が丸の痛烈なライナーを取って二走を封殺する好守で流れに乗ると、七回には女房役嶋のスクイズで投手戦の均衡を破った。応援席のトランペットは一層高らかに鳴り、確かに勢いづいていた。
 この直後、則本は「魔の七回」に見舞われ逆転負け。セ・リーグ3連覇を狙う首位広島の強さを言うより、最少失点で勝利を狙うしかない則本が、またも貧打に見殺しにされた感じだ。
 七回、則本は先頭の4番鈴木に2ストライクからの決め球を4球見逃され、四球を与えた。続く松山にはカウント2−2から外角への147キロの速球で勝負を挑んだ。「しっかり投げ切った球だった」と本人が言う通り、制球、球威とも悪くなく細心の注意も払っていた。だが結果は左翼ポール際ぎりぎりに飛び込む技ありの逆転2ランだった。
 マウンド上で目頭を押さえたかのように見えた則本。梨田監督は「暑い中で頑張ってくれた。則本を責めるわけにはいかない」と悲運のエースをかばった。「あと2点くらい取れた」と3併殺で逸機を重ねた打線を責めたのは当然だ。
 借金は今季最多を更新する18に。ここで踏みとどまらないと、熱い勝負の夏を迎える前に今季が終わってしまう。
(金野正之)


2018年06月10日日曜日


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