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両陛下、被災地の生活再建願う 在位中最後の訪問、原発事故避難者と懇談

災害公営住宅の住民と触れ合う天皇、皇后両陛下=9日午後2時55分ごろ、いわき市

 天皇、皇后両陛下は9日、第69回全国植樹祭への出席などのため、特別列車で福島県に入られた。来年4月末に退位する陛下にとって在位中最後の東日本大震災の被災地訪問とみられ、いわき市では東京電力福島第1原発事故の避難者と懇談した。
 約450人が暮らすいわき市の災害公営住宅北好間団地では、福島県の富岡、大熊、双葉、浪江各町の避難者と面会。陛下は「ご苦労も多かったと思いますが、それを乗り越え、良い生活を築いていかれることを願っています」と話した。
 今月発足したという自治会にも触れ、「これから発展させることが大事ですね」と話し、皇后さまは「ここに落ち着くまで大変でしたね」とねぎらった。
 懇談後、住民の伏見敏夫さん(78)は「今も福島を気遣う、変わらぬ思いを感じた。古里に戻っても今日の出来事を忘れない」と語った。
 両陛下はJR郡山駅から福島入りし、集まった市民に手を振って応えた。災害公営住宅での懇談後は、いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズで開かれた歓迎会に出席し、フラダンスチーム「フラガール」の踊りも鑑賞した。
 両陛下は10日に南相馬市で植樹祭の式典に出席し、11日は相馬市にある震災犠牲者の慰霊碑に供花する。


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2018年06月10日日曜日


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