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<汚染廃>石巻市、10月にも試験焼却 市長「安全性を検討」

 宮城県石巻市の亀山紘市長は11日の定例記者会見で、東京電力福島第1原発事故で生じた国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の汚染廃棄物の試験焼却を、今秋にも実施する方針を明らかにした。
 試験焼却の関連費用は本年度一般会計当初予算に計上されている。亀山市長は「承認された予算の執行を遅らせるわけにはいかない。10月か11月には試験焼却をしたい」と述べた。
 市は昨年7月〜今年2月、住民説明会や意見交換会を計16回開催した。亀山市長は「ある程度の理解は得られた。試験焼却をし、安全性を検討する。市民に状況を知ってもらい、本格焼却に進めたい」と話した。
 市は新たな説明会は開かず、専門家による放射能に関する講習会や講演会を複数回開く方針。焼却の着手時期や回数、測定値は市のホームページなどで公開する。処理施設の周辺住民への周知方法も検討する。
 市内で保管する汚染稲わらは1キログラム当たり2000〜5500ベクレルの69.8トン。石巻広域クリーンセンターで一般廃棄物と混ぜて焼却し、焼却灰を河南一般廃棄物最終処分場に埋め立てる計画。
 試験焼却を予定する県内4圏域のうち、仙南と黒川は既に開始。大崎は10月上旬にも着手する。


2018年06月12日火曜日


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