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ゲストハウス、国際色豊かに 仙台の不動産業者、学生向け寮改装し低料金で開業

地元に根差した国際色豊かなゲストハウスを目指すキコ

 不動産賃貸業エステート斎藤(仙台市宮城野区)は、学生や社会人向けの寮として使われていた若林区東七番丁の建物を借り受け、ゲストハウスに改装して今月開業した。料金を低く抑え、国内外の若い旅行者らの需要取り込みを目指す。同社スタッフは「世界と仙台、東北をつなぎ、多くの交流が生まれる場所にしたい」と意気込む。

 ゲストハウスの名称は「Hostel KIKO(ホステル キコ)」で木造2階、延べ床面積約350平方メートル。クラウドファンディングで集まった約330万円の一部を活用し、築約30年の寮を改装した。
 定員は44人で相部屋と個室の計13部屋があり、部屋の壁には仙台のアーティストらによる絵が描かれている。シェアスペースも設け、宿泊者同士が親交を深めたり、観光地や飲食店の情報を交換したりする。
 運営も担うエステート斎藤は、旅館業法に基づき簡易宿泊所として市の許可を得た。同社は他のアパートの空き部屋をオーストラリアや台湾から来た人々に有償で提供した実績がある。
 施設の代表も務める同社の斎藤一郎社長は「仙台にゲストハウスは数軒しかない。世界から訪れるゲストと地元住民が交流を深める企画を提案したい」と話す。
 スタッフは、英語が話せるなど海外経験豊かな人材をそろえた。その一人、勝水与茶(かつみずあずさ)さん(27)がキコと名付けた。キコは、勝水さんが親しい人との会話だけで使う造語。家族と過ごすように自然体で滞在してほしい、との願いを込めたという。
 勝水さんは「訪れた人は第二、第三の家として戻ってきてくれるはず。仙台好きの外国人が増えて、地域が盛り上がってほしい」と望んでいる。
 料金は1人1泊2800円から。ホームページで予約の申し込みができる。アドレスはhttp://www.hostelkiko.com


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2018年06月12日火曜日


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