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<岩手・宮城内陸地震10年>荒砥沢崩落地の立ち入り制限 ガイド同伴を前提に19年度解除へ

立ち入り制限の解除が検討される荒砥沢崩落地。現在は「藍染湖ふれあい公園」からジオガイドが解説する

 岩手・宮城内陸地震で発生した国内最大級の地滑り地帯「荒砥沢崩落地」(栗原市栗駒)に関し、栗原市の官民でつくる栗駒山麓ジオパーク推進協議会は11日、ガイド同伴を前提に2019年度の立ち入り制限解除を目指す方針を明らかにした。

 市内で同日あった協議会の本年度総会で示した。事務局によると、18年度内に崩落地のルート測量や危険箇所の確認を完了。見学者を安全に案内する「上級ジオガイド」の養成を進め、林野庁など関係機関の許可を得る方針。
 荒砥沢崩落地は長さ約1300メートル、幅約900メートル。これまでの調査で、移動体と呼ばれる横滑りした山塊など一部は土地が安定し、危険性が極めて低いことが分かっている。
 地震研究者ら専門家は東北森林管理局職員の同伴で入山が許可されているが、一般の立ち入りは制限されたまま。協議会は18年度に市が開設を予定するジオパーク活動の拠点施設「ビジターセンター」と合わせて周知し、地震の記憶伝承を強化したい考えだ。
 栗駒山麓ジオパーク推進アドバイザーを務める東北学院大の宮城豊彦教授は総会で「10年前の地震の瞬間をそのまま残す場所は世界的にも貴重だ。ぜひ計画を進めてほしい」と話した。


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2018年06月12日火曜日


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