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<震災7年3カ月>帰還願い大熊に笑顔の種 町民らが花畑作り

雨の中、ヒマワリの種をまく町民ら

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県大熊町の大川原地区で11日、町民が花畑作りに取り組んだ。東日本大震災の発生から7年3カ月。町が来春を目指す地区の避難指示解除後の帰還促進へ、町民らによる「大熊町ひまわりプロジェクト」が企画した。
 避難先から集まった町民ら約50人が参加。雨の中、県道沿いの田畑約2ヘクタールに、ヒマワリの種をまいたり、花の苗を植えたりした。
 ヒマワリの種は県道からよく見える田んぼにまいた。近くの土手にブルーシートで書かれた文字は4月、長期滞在が可能となる「準備宿泊」開始に合わせ、「かえろう」から「おかえり」に変えられた。
 いわき市に避難するプロジェクト会長の根本友子さん(70)は「手入れは大変だが、町民に花を見に来てもらえるよう、うまく咲かせたい」と話した。
 避難先の同市から駆け付けた愛場誠さん(69)は「ばらばらに避難する町民が集まって作業するのは楽しい」と笑顔を見せた。
 会津若松市に避難した町民らが2011年、喜多方市でヒマワリ栽培を始め、プロジェクトに発展。14年から大熊町に花畑を作っている。今年の栽培面積は昨年の2倍という。


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2018年06月12日火曜日


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