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<ほっとタイム>つづった夢、諦めない

福島市の自宅で父親と作文を読む星野君(左)

◎国連本部で読めなかった作文

 お蔵入りになった作文には、東京電力福島第1原発事故後の素直な思いがつづられていた。
 「おじいちゃんのシイタケが売れなくなったり、僕たちは外で遊ぶことができなくなったり、とても大変な思いをしました」
 筆者は福島市金谷川小5年の星野蒼空(そら)君(11)。被災地支援への感謝を述べるため5月下旬、内堀雅雄福島県知事らと米ニューヨークの国連本部を訪れた。
 貧困撲滅などを話し合う会議終了後、会場で作文を読み上げる予定だった。議論は長引き、作文発表は中止に。「お母さんと一緒に考えたのになぁ」。ちょっぴり、がっかりした。
 悪いことばかりではなかった。続いてあったファッションイベントで、人気グループEXILE(エグザイル)のUSAさんとランウェイを歩いた。憧れの人との交流は、好きなダンスを続ける刺激材になった。
 「かっこいいダンサーになりたい」。作文につづった夢は、「お蔵入り」にするつもりはない。(福島総局・神田一道)


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2018年06月12日火曜日


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