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防災教育に役立てて 仙台市と宮教大連携し被災校視察 現職教諭、院生初の合同研修

当時荒浜小教諭だった阿部さん(左)から被災状況などの説明を受ける院生ら

 仙台市は市民防災の日の12日、宮城教育大と連携し、同大大学院の院生と市立高校に本年度配属された教諭を対象に、若林区の震災遺構「荒浜小」などで合同視察研修を初めて行った。東日本大震災の生々しい爪痕を見学し、児童生徒の防災教育に役立ててもらうのが狙い。
 大学院生ら計25人が、震災時に荒浜小教諭だった市教育センターの阿部淳一主任指導主事に案内され、被災校舎を見学した。
 阿部さんは津波襲来時の様子や児童の避難手順を説明。「津波を想定し、あらかじめ水や毛布など備蓄品を校舎3階に移動させた判断が適切だった」と振り返った。院生たちは貴重な体験を糧にしようと熱心にメモを取ったり、被災状況を写真に収めたりした。
 市立仙台高教諭の吉田恭介さん(24)は震災当時、高校1年で、石巻市内の高校で被災した。「震災の記憶はずっと残っているし、思い出したくはない。でも、思い出して子どもたちに伝えなければいけないと再確認できた」と語った。


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2018年06月13日水曜日


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