宮城のニュース

宮城の侵入盗激減 17年1538件 防犯ガラス・2重の鍵奏功 県警「さらに強化を」

「ロックの日」に合わせた啓発活動。業界の取り組みも防犯意識を高めている=9日、JR仙台駅前

 2017年に宮城県警が把握した屋内侵入窃盗(侵入盗)は約1500件にとどまり、被害がピークだった02年以降で最少だったことが13日、県警のまとめで分かった。割れにくい防犯ガラスなどの対策が定着したことが要因と考えられ、県警はさらなる予防強化を呼び掛けている。

 県内の侵入盗認知件数の推移はグラフの通り。02年の6050件から減少に転じ、17年は1538件で前年に比べて394件減り、02年比では約4分の1まで激減した。
 手口別では事務所荒らしが138件で、前年から102件(42.5%)の大幅減。出店荒らし(87件)も前年比で半減した。7種類の手口のうち、人がいる日中に侵入する「居空き」以外は全て減った。
 県警捜査3課は認知件数の激減要因に、防犯ガラスやペア(2重)ガラス、一つのドアに二つの鍵を付ける「ワンドア・ツーロック」などの対策の普及を挙げる。同課の担当者は「犯人は簡単に侵入できないと分かると、次の標的を探す。予防策の強化が発生を抑えている」と分析する。
 防犯意識をさらに高めようと、県警と鍵業者でつくる日本ロックセキュリティ協同組合は9日、JR仙台駅前で住宅侵入盗防止の啓発活動を実施。組合が01年に6月9日を「ロックの日」と定めてから毎年続けており、駅利用者や買い物客らに戸締まりのポイントをまとめたチラシを配った。
 組合東北ブロックの石川益由副ブロック長(67)は「侵入に5分以上かかると、窃盗犯はその家に入るのを諦めると言われている。ピッキングされにくい鍵への交換など、防犯対策を見直してほしい」と話す。


関連ページ: 宮城 社会

2018年06月13日水曜日


先頭に戻る