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荒浜再生に7年、活動に幕 津波被災住民の「願う会」会員減少し解散「支えられ、ここまで続けられた」

「荒浜再生を願う会」が企画した住民とボランティアの交流会=2012年9月30日、仙台市若林区荒浜

 東日本大震災で津波被害を受けた仙台市若林区荒浜地区の元住民でつくる「荒浜再生を願う会」が今月、7年間の活動に区切りを付け、解散する。現地再建を目指す被災者が2011年10月に設立し、地域のにぎわい創出などに取り組んだ。30日に現地で式典を開催し、歩みを振り返る。
 活動の柱だった語り部としての機能が、昨年一般公開が始まった震災遺構の旧荒浜小に移され、当初は約60人いた会員が数人まで減少。これから地区の跡地利活用が本格化することも考慮し、解散を決めた。
 会は代表の貴田喜一さん(72)らが中心となり、現地再建に向けて市への要望やフォーラムを重ねた。災害危険区域の指定に伴い、現地再建が困難になってからも、精力的に地区の活性化などに取り組んだ。
 貴田さんが自宅跡に建てたロッジを拠点に毎月、地区の清掃活動をし、大勢の賛同者や支援者が集った。同じ災害危険区域の宮城野区蒲生、新浜両地区の元住民らと連携し、被災地を巡るツアーも企画した。
 「現地再建がかなわず残念だが、多くの支援者に支えられ、ここまで続けられた」とかみしめる貴田さん。「会の旗を降ろしても、一人一人が荒浜のために再スタートを切りたい」と話し、将来を見据える。
 解散式は30日午前10時半からロッジで。支援者に感謝を伝えながら、活動を振り返る。参加申し込みは不要。連絡先は会事務局080(1019)3631。


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2018年06月13日水曜日


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