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東北景況感3期ぶり改善 4〜6月期財務局調査 運輸など持ち直す

 東北財務局は12日、東北の4〜6月期の法人企業景気予測調査をまとめた。景気が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」の割合を引いた景況判断指数(BSI)は、マイナス7.3となり、前期より4.5ポイント上昇した。運輸や卸売りなど非製造業の一部で持ち直し、3期ぶりに改善した。
 業種別のBSIは、非製造業が7.1ポイント上昇のマイナス8.3で4期ぶりの改善。12業種中6業種で上昇した。運輸・郵便は運送料金の引き上げがみられ、36.9ポイント上昇の7.5。建設は受注減や資材価格高騰の影響で、10.3ポイント低下のマイナス23.2だった。
 製造業は2.1ポイント低下のマイナス4.5。17業種中8業種で低下し、2期連続で悪化した。業務用機械は年度末で受注が多かった前期の反動などで56.4ポイント低下のマイナス36.4。食料品は豚肉や鶏肉の輸入増で伸び悩み、8.8ポイント上昇のマイナス18.8だった。
 県別のBSIは表の通り。宮城は東日本大震災の復興関連工事が減り、低下。青森は水産加工など食料品製造業で仕入れ価格や人件費が上昇し、悪化した。
 規模別は大企業(資本金10億円以上)が4.0ポイント上昇のマイナス2.0、中堅企業(1億円以上10億円未満)は8.1ポイント上昇の0.8、中小企業(1000万円以上1億円未満)は2.6ポイント上昇のマイナス13.9だった。
 7〜9月期の見通しは全産業で8.1ポイント上昇の0.8。東北財務局は「各機械製造業では、大手子会社の工場進出や自動車の生産移管に対する期待感が広がっている」と分析した。
 調査時点は5月15日。対象849社のうち799社(94.1%)が回答した。


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2018年06月13日水曜日


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