宮城のニュース

石巻産ブドウ使ったワインが誕生 飲食店6店限定で提供「食の魅力伝えたい」

石巻市産のブドウを使ったロゼワイン「makinowa」。ラベルは牡鹿半島を中心に陸と海が握手するデザインになっている

 宮城県石巻市産のブドウで醸造した初のワインが誕生し、市内の飲食店で提供されている。石巻の食材と一緒に味わってもらうため小売りはせず、取り扱う店も限定した。提供店は「ワインをきっかけに石巻の食の魅力を伝えたい」と意気込む。

 商品名は「makinowa(マキノワ)」。「石巻」と、つながりを表す「輪」を掛け合わせた。フルーティーですっきりした甘さが特長で、和、洋、中の全ての料理と合わせられる仕上がりになった。
 同市前谷地のブドウ農家が昨年10月に収穫したスチューベン約130キロのほか、南陽市産のスチューベンとネオマスカットを使用。同年12月に同市のワイナリー「グレープリパブリック」でロゼワイン約360本を醸造した。
 今回は石巻産のブドウの割合が25%だったが、来年は75%まで高めるという。
 5月に提供が始まり、現在は「オリーノ」「タルタルーガ」「割烹(かっぽう)スタンド松ばる」「中国料理 寿」の石巻市内4店で扱う。グラスは700円前後、ボトルは6000円。
 改装中の「四季彩食いまむら」と仙台市宮城野区に移転予定の「ISOLA」は今秋に提供を始める。
 6店の店主らは昨年夏、東日本大震災からの復興に向けて牡鹿半島などを舞台に開かれたアートと音楽、食の総合祭「リボーンアートフェスティバル」を機に交流を深めた。「地元でしか飲めないワイン」の構想を打ち立てた。
 オリーノの松本圭介シェフ(38)は「いろいろな人との関わりの中で生まれたワイン。石巻に来てもらえるコンテンツに育ってほしい」と期待する。


関連ページ: 宮城 経済

2018年06月14日木曜日


先頭に戻る