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<東京五輪>事前合宿のパラオ選手団、蔵王・北原尾で交流

行幸啓記念碑の前で記念撮影する工藤さん(後列右から2人目)ら住民とパラオ選手団

 2020年東京五輪に向けたパラオのアーチェリー選手団の事前合宿が蔵王町で始まった。12日に町内入りし、13日は太平洋戦争後にパラオからの引き揚げ者が開拓した北原尾地区の住民と懇談。23日までの期間中、蔵王球場で練習するほかアーチェリー体験会に参加したり、学校を訪ねたりして交流を深める。

 訪れたのは同国アーチェリー協会代表のブランドン・ギラムーさん(36)ら3選手。13日はパラオ生まれで北原尾農事組合長の工藤静雄さん(76)ら5人が出迎え、開拓記念碑を説明し、パラオや入植当時の暮らしを写真で紹介した。
 工藤さんは「生まれ故郷の選手と北原尾で会えて感激した。孫や息子のような青年たちがメダルを取れるよう応援する」と話した。
 一行は12日に町役場を訪ね、パラオ国旗の小旗を振る職員らの歓迎を受けた。村上英人町長は「競技技術の向上とともに蔵王の豊かな自然や食文化、交流を楽しんでほしい」と述べた。
 ギラムーさんは「深いつながりがある場所で日本にも家族がいる気持ちで練習できる。パラオではアーチェリーはまだまだ新しい競技なので、トレーニング方法を学びたい」と話した。3人は初の五輪出場を目指し、来年のオセアニア地区の大会に出場するという。
 パラオからは、30日にも柔道の強化選手が県内を訪れ、蔵王町や仙台大(柴田町)で事前合宿を行う予定になっている。


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2018年06月14日木曜日


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