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岩出山「凍り豆腐」8月にもGI登録 宮城県内2例目、郷土料理に欠かせぬ食材

大崎市岩出山名産の「凍り豆腐」

 宮城県大崎市岩出山地区で藩制時代から約170年受け継がれる「凍り豆腐」が8月にも、地域産品をブランドとして保護する国の「地理的表示保護制度(GI)」に登録される見通しであることが13日、分かった。登録されれば昨年5月の「みやぎサーモン」に続き、県内2例目。
 岩出山の凍り豆腐は、膨張剤などを加える量産品と異なり、県産大豆とにがりのみを原料に使う。屋外で寒風にさらしたり、2度凍らせたりする昔ながらの製法を守る。豊かな風味と硬めの歯触りが特徴で、正月の仙台雑煮といった郷土料理に欠かせない食材だ。
 岩出山地区は寒さが厳しい一方、風雪は比較的少なく凍り豆腐作りに適した気候とされる。農家の換金作物や冬場のタンパク源として定着し、最盛期の昭和30年代に生産者は100戸を超えた。後継者不足により、現在はわずか5戸が年間計約10万袋(1袋20枚入り)の生産を維持する。
 いわでやま農協(大崎市)が昨年7月、登録申請した。鈴木千世秀(ちよし)組合長は「地区で長い歴史がある食文化を守りたい。付加価値を付けて、生産者の増大や所得向上、大豆の消費拡大につなげたい」と話す。


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2018年06月14日木曜日


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