宮城のニュース

<週刊せんだい>自転車、より快適に(2)ルールとマナー確認を

自転車は車道通行が原則だが、自転車通行帯が設けられるなど、通行できる歩道もある=仙台市青葉区
傘差しなど、交通安全教室で危険な運転を実演するスタントマン=仙台市泉区の東北生活文化大高
交差点に自転車横断帯がある場合、全ての自転車がそこを通行しなければならない=仙台市青葉区
「止まれ」の標識前では、自転車もしっかり一時停止=仙台市宮城野区

◎通行帯注意 スマホは駄目 宮城県警交通企画課に聞く

 自転車が走るのは車道? それとも歩道? 交差点の横断の仕方は? 曖昧なまま、乗っている人は多いのではないだろうか。複雑で分かりにくい自転車のルールとマナーについて、宮城県警交通企画課の手島俊明交通事故総合分析室長に聞いた。

<歩道走っていい?>

 Q 誰も歩いていない歩道。自転車ですいすい走っても大丈夫?

 A 自転車は道交法上の軽車両に当たります。車道と歩道の区別のある場所では、車道の左側を走るのが原則です。ただし、「歩道通行可」の標識がある歩道は通行できます。
 13歳未満の子どもや70歳以上の高齢者、法令で定める身体障害者、車道での道路工事や駐車車両が連なっているなど、やむを得ない場合は歩道を走ることができます。
 歩道は歩行者優先なので、すぐに停止できる速度で徐行し、歩行者の通行を妨げる走行をしてはいけません。

<通話・傘・飲酒は?>

 Q 街中を走っているうちにスマートフォンが鳴った。一刻も早く内容を確認したいが、走りながら見てもいい?

 A 自転車に乗りながらスマホや携帯電話を操作したり通話したりするのは禁止されています。視野を妨げ、不安定になる傘差し運転も駄目です。ヘッドホンやイヤホンをして、周囲の音が聞こえない状態で運転するのも禁止されています。もちろん飲酒運転もいけません。
 自転車に乗る場合は、安全のためヘルメットを着用することをお勧めします。

<右路側帯走れる?>

 Q 目的地は道路の右側。自転車は左側通行が原則だが、右脇の路側帯なら走っても大丈夫?

 A 駄目です。法令に従って自転車で歩道を走る場合、進行方向右側の歩道を走ることができます。しかし、路側帯を走る場合、左側を走らなければなりません。また、歩道と同じように、歩行者の通行を妨げないように注意して走る必要があります。
 2本線の白線が付いた路側帯は歩行者専用です。自転車は走れません。

<従う信号はどれ?>

 Q 歩道を走っていたら、前方の交差点の歩行者用信号が赤になった。車の信号はまだ青。自転車は軽車両だから進んでもいいの?

 A 歩道を走る自転車は、歩行者用信号に従わなければなりません。赤になったら、交差点の手前で待ちましょう。
 車道を走っている自転車は、車両用信号に従います。赤信号では、停止線の手前で止まります。
 「歩行者・自転車専用信号機」がある場合は、全ての自転車がこの信号機に従います。

<横断歩道はOK?>

 Q 横断歩道のある交差点に差し掛かった。横断歩道を渡っている歩行者はいないので、自転車を降りずに走ってもいい?

 A 歩行者の通行を妨げる恐れがない場合は、自転車に乗ったまま横断歩道を渡れます。ただし、横断歩道はあくまでも歩行者のためのもの。歩行者の妨げになる場合は、自転車を降り、押して渡ってください。
 自転車横断帯がある場合、自転車はこの横断帯を渡ります。歩道を走っていても、車道を走っていても同じです。自転車横断帯は横断歩道ではないので、歩行者は歩かないようにしましょう。

<一時停止判断は?>

 Q 信号機のない交差点。「止まれ」と書かれた一時停止の標識はあるが、左右から車も歩行者も来ないと思う。そのまま走り抜けてもいい?

 A 必ず一時停止をして、安全を確認しなければいけません。赤色の点滅信号がある場合も同じです。標識や点滅信号がなくても、見通しの悪い交差点では徐行し、安全確認をしましょう。
 踏切を渡る場合は、一時停止をして安全を確認し、自転車を押して渡ります。

<夜間のライトは?>

 Q 商店街など夜でも明るい道路は、ライトをつけて走らなくても大丈夫?

 A 夜間は明るい場所でもライトを点灯しなければなりません。ライトをつけることで相手もこちらを見つけやすくなります。昼間でも、暗いトンネルの中や濃霧の場合は、ライトをつけましょう。
 また、ブレーキが前輪と後輪の両方に付いていない自転車は公道を走れません。ピストなどの競技用自転車、一輪車も駄目です。ブレーキなどが故障したときは押して歩きましょう。
 事故を起こしてしまった場合は、高額の損害賠償を求められることもあります。万が一の事態に備え、自転車保険への加入を推奨します。


関連ページ: 宮城 社会

2018年06月14日木曜日


先頭に戻る