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<JR只見線>復旧工事始まる 上下分離方式、21年度運行再開目指す

豪雨による増水で流され、橋脚が残る第7只見川橋りょう=15日、福島県金山町大塩

 2011年7月の新潟・福島豪雨で不通となった福島県のJR只見線会津川口(金山町)−只見(只見町)間27.6キロの復旧工事の起工式が15日、金山町であった。県が鉄道施設と土地を保有し、JR東日本が運行を担う上下分離方式による21年度の再開を目指す。
 起工式は流失した第7只見川橋りょう近くであり、国、自治体、JR東の関係者約70人が出席。JR東の石川明彦常務総合企画本部長は「不通から間もなく丸7年。復旧への地元の思いを重く受け止め、開通へ努力する」と述べた。
 壊れた橋のうち3カ所を新しくし、1カ所は橋脚を強化する。線路など設備も更新する。復旧費は81億円で、JR東、県と関係17市町村、国が各27億円を負担。改正鉄道軌道整備法が15日に成立し、国の補助が受けられることになり、地元負担は当初予定から半減した。
 内堀雅雄知事は取材に「国の財政支援に感謝する。住民と訪日外国人旅行者の利用増を図り、生活や教育、観光で日本一の地方創生路線にしたい」と語った。
 長谷川盛雄金山町長は青森、秋田両県の日本海沿いを走る五能線の観光列車を例に挙げ「『山の只見線』を意識し誘客したい。リゾート特急が走る光景を想像する」と期待を込めた。
 復旧後の年間運営費は2億8000万円。このうち地元負担は2億1000万円で、県が7割、17市町村が3割を拠出する予定。県と沿線7市町は3月、利活用計画を策定し、利用促進に取り組んでいる。


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2018年06月16日土曜日


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