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<梨田監督辞任>戦う体制の見直しを

ベンチ前で国歌斉唱を聞く東北楽天の梨田監督(左)と平石ヘッドコーチ=16日、仙台市宮城野区の楽天生命パーク宮城

 東北楽天の梨田昌孝監督が16日、辞任した。成績不振の責任を取った。選手起用や采配に関して監督の意向は絶対だが、今季のチームは低迷の全責任が指揮官にあったとも言いがたい面がある。フロントも含めて戦う体制を見直す必要がある。
 不振の最大の原因はリーグ最少得点の打線にある。特に打順は主に球団側がデータ分析に基づき、現場に起用法を提案することもあり、梨田監督も基本的にそれを受け入れてきた。
 だが、15日までの62試合で打順が56パターンに上るという猫の目打線になり、爆発力を欠く結果になった。「当日の朝まで打順が決まらないから、どうしても試合に向けた準備が遅くなる」。選手らチーム関係者からは、こうした嘆きも聞かれた。準備の遅れは当然勝負の世界で命取りにもなった。1、2軍の選手入れ替えに関しても、一貫性を欠くことが見られた。
 梨田監督は近鉄、日本ハムで計2度のリーグ優勝に導き、監督通算勝利数も歴代16位の実績を持つ。板挟みの思いを一切表に出さず、勝負師として低迷の責任をかぶった。身を引くことでをチームを一新させようという捨て身の一手だったのだろう。


2018年06月17日日曜日


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