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<東北高校陸上>男子やり投げ 競技歴1年の吉田(水沢第一)がV

男子やり投げ決勝 61メートル61で優勝した岩手・水沢第一の吉田

 陸上の東北高校選手権第3日は16日、北上市の北上総合運動公園陸上競技場で男女9種目の決勝があった。男子やり投げは地元岩手の吉田翔太(水沢第一)が61メートル61で初優勝した。
 男子400メートル障害は岩渕颯耶(仙台育英)が52秒27で頂点に立ち、女子2000メートル障害タイムレースは南舞鳥(まいか)=仙台育英=が6分55秒22の自己ベストで初の栄冠を手に入れた。
 最終日の17日は200メートルなど男女12種目の優勝者が決まる。

◎競技歴1年で急成長

 競技歴わずか1年の2年生が東北王者にまで上り詰めた。男子やり投げは吉田(岩手・水沢第一)が自身初の60メートル台となる61メートル61を出して頂点に立った。「優勝も記録も予想外。高いレベルの試合に向上心が刺激された」と満面の笑みだった。
 自己ベスト57メートル91の更新と全国高校総体(インターハイ)出場が目標だった。1、2投目はタイミングが合わなかったが、「3投目で肩、腰、足のタイミングがぴったり合った」。その時点でただ一人60メートル台をマークし、ガッツポーズを見せた。
 高校1年の夏までは硬式野球部の外野手。厳しい練習環境になじめず、中学時代から興味があった陸上に転向した。投てき種目をいろいろ試し、地肩の強さが生きるやり投げに落ち着いた。
 昨年秋のベストは45メートル。172センチの身長は変わっていないが、体重は冬季のウエートトレーニングで8キロ増やして80キロに。今春に53メートル、5月には57メートルを投げる急成長ぶりを見せてきた。
 「きれいなアーチを描くやりを見ながら、記録を待つのが楽しい。やり投げは自分に向いている」。無縁と思っていたインターハイが現実になった。
 「全国からすごい選手がいっぱい集まる舞台。ドキドキする」。全国の切符を手に入れ、あどけなさを残す顔がパッと輝いた。


2018年06月17日日曜日


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