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<地上イージス>秋田配備で懸念続出 防衛省が住民説明会

秋田市への「イージス・アショア」配備に対し、住民から不安の声が上がった説明会

 迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、防衛省は17日、秋田市役所で、配備候補地になっている陸上自衛隊新屋演習場の周辺住民を対象に初の説明会を開いた。「配備で地域が危険にさらされる」などと不安の声が相次いだが、防衛省は「大きな問題はない」「丁寧に説明する」と答えるのみで、議論はかみ合わなかった。
 演習場から3キロ圏内の町内会の役員、小中高校のPTA役員ら地域の代表計約200人に案内状が出され、119人が出席した。
 演習場が住宅地や学校から数百メートルと近い勝平台町内会の男性は「テロの標的になりかねない。既に『子どもが怖がる』『もう住めなくなる』といった声が出ている」と懸念を訴えた。
 防衛省の五味賢至戦略企画課長は「抑止力が高まれば、むしろ相手に狙われる可能性は低くなる。万一のことがあっても万全の警備体制を取る」と答えた。
 レーダーの電磁波や騒音など生活への影響についても質問があった。
 五味課長は国の電波防護指針を順守するとし、電磁波に関して「大きな問題はない」と説明。騒音については「とても静かな施設だ」などと述べた。
 防衛省が夏以降に始める現地調査について、別の男性は「地元が理解したとどうやって判断するのか。一番肝心なところが決まっていない」とただした。
 防衛省側は「理解が得られるよう今後も丁寧に説明していきたい」との答弁を繰り返した。住民からは「配備ありきの議論だ」と批判する声が出た。


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2018年06月18日月曜日


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