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<蔵王山>噴火、泥流に備え 蔵王町で避難誘導訓練

自衛隊の車両で公民館に避難する永野西地区の住民

 蔵王町は18日、蔵王山(蔵王連峰)の噴火による融雪型火山泥流の発生を想定した総合防災訓練を行った。被害が想定される松川沿いの地区と近隣の計8行政区の住民や関係者約390人が、初動対応や避難誘導態勢などを確かめた。
 訓練は午前9時に噴火警戒レベル4(避難準備)、30分後に同レベル5(避難)の噴火警報が発表された想定で町や消防、警察、自主防災会など約20の機関・団体が参加。防災行政無線や携帯電話の緊急速報メールなどで住民に避難指示を知らせ、避難所7カ所に約150人が身を寄せた。
 約300人が暮らす永野西地区では、陸上自衛隊船岡駐屯地(柴田町)の輸送トラックが要支援者の待機場所を回り、公民館まで18人を搬送。消防団員らが避難を呼び掛け、交通規制で避難路と安全を確保した。
 今年1月下旬から3月上旬に蔵王山が噴火警戒レベル2(火口周辺規制)となったことを受け、泥流被害の想定区域全体を対象にした訓練は初めて。村上英人町長は講評で「訓練で課題を洗い出し、有事の際に精度の高い対応ができるよう相互連携の取れた防災体制を構築したい」と述べた。


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2018年06月19日火曜日


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