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<宮城県>津波などに備え、水門閉鎖を自動化 来年度から順次運用

 宮城県は19日、大地震に伴う津波発生などに備え、海岸や河口付近にある水門や陸こう(防潮堤の出入り口)の閉鎖を、遠隔地から自動制御するシステムを導入する方針を明らかにした。2019年度から順次運用を始める見通し。
 県内の水門や陸こう865カ所のうち、利用頻度が高く、常時閉鎖できない243カ所に適用する。津波注意報・警報や高潮警報などが発令されると、県内3カ所の県土木事務所から閉鎖信号を各施設に送り、自動で閉める。
 システム障害に備え、各事務所間に補完機能を持たせる。信号を送る回線は有線と無線の2種類を設け、トラブルに対応。停電を想定し、水門などに非常用発電機も設置する。
 県は、水門や陸こうがある場所によって河川や港湾など異なる部署で施設を管理してきたが、統一のシステムを導入し、効率的な運用、制御を図る。整備費は約14億3200万円を見込み、全額を国費で賄う。
 総務省消防庁によると、東日本大震災で、県内の水門や陸こうの閉鎖作業に当たった消防団員11人が犠牲になった。手動で行ってきた作業を自動化することで、消防団員らの安全確保を図り、確実で迅速な開閉を目指す。


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2018年06月20日水曜日


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