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<インバウンド>岩手県南に「台湾景気」チャーター便定着し観光客急増 勢い持続へ官民一体

台湾からの観光客が急増しているえさし藤原の郷

 台湾からの観光客で岩手県南部の観光施設がにぎわっている。花巻空港(花巻市)と台湾を結ぶチャーター便の運航が定着した格好だ。この勢いを持続させようと、官民が一体となって受け入れ態勢の強化に取り組んでいる。
 花巻温泉は、2017年度の外国人宿泊客が4万1000人と前年度から倍増した。台湾からの観光客が85%を占めており、格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾によるチャーター便運航が奏功した。
 チャーター便運航開始に合わせて花巻温泉は17年9月、現地事務所を開設。5月からは空港−温泉間で無料シャトルバスを運行している。安藤昭社長は「入り込みは本年度も順調。台湾出身のスタッフを増員したい」と意欲的だ。
 歴史公園「えさし藤原の郷(さと)」(奥州市江刺)も、16年に1000人だった外国人客が17年は3000人に急増した。18年は上期だけで昨年実績に届く勢い。やはり9割が台湾からの訪問客だという。
 藤原の郷を運営する江刺開発振興の佐藤克也総合広報室長は「平安時代の衣装を試着する体験型観光が人気。常に新しい情報の発信を心掛けたい」と語る。
 台湾からの観光客は個人旅行が増えており、多様化するニーズにどう応えるかが今後の課題だ。
 花巻−台湾線の定期便化を目指す岩手県は台湾の旅行会社招待ツアーや受け入れ対策セミナーを開催。担当者は「目的地に選ばれるような取り組みを考えていきたい」と話す。


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2018年06月20日水曜日


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