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<ILC>欧州との国際協力議論 文科省が有識者会議 独仏との意見交換内容を報告

 岩手、宮城両県にまたがる北上山地が建設候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致の可否を検討する文部科学省の有識者会議は19日、欧州との国際協力について協議した。文科省がドイツ、フランス両政府関係者と意見交換した内容を報告した。
 加速器全長を31キロから20キロにし、建設費8300億円を5000億円に削減する国際将来加速器委員会(ICFA)の新計画案に関し、ドイツは「可能性が制限されるとの意見がある」と指摘した。
 欧州で2020年に始まる素粒子物理学の次期戦略にILC計画への協力を盛り込むことに関しては、フランスが「影響力はあるが財政課題の検討が必要」との見解を示したという。
 委員からは、次期戦略の議論が来年始まるため「現段階で日本が意思決定しないとILCの意義が薄れる点を政府に報告してはどうか」との意見があった。
 新計画案については「予算面だけに着目せず、ヒッグス粒子の精密測定に最適だと示すべきだ」との見方が出た。


2018年06月20日水曜日


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