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<金華山沖漁船遭難>平時から密接に連絡 僚船が連携、即座に対応し命守る

 宮城県石巻市の金華山沖で浸水したカツオ漁船「第68広漁丸」は、平時から仲間の漁船と密に連絡を取り合うなどの関係があった。周辺にいた漁船が即座に対応したことが、乗組員18人全員の救助につながった。
 関係者によると、現場海域は毎年6〜7月、カツオを追う漁船が集結する。今年はカツオ漁が振るわない一方、同様に漁場となっているビンチョウマグロなどを求めて各地の漁船数十隻が操業・航行していた。
 事故発生時、周辺海域には以前から情報交換などで広漁丸と付き合いのあるカツオ漁船4、5隻が航行していた。そのうち「第8日昇丸」(高知市)から連絡を受けた親会社が、第2管区海上保安本部に通報。別の漁船2隻も相次いで現場海域に向かい、広漁丸の乗組員を救助した。
 広漁丸を所有する大栄水産(静岡県下田市)は「低気圧の南側を通り、波が高くない安全なコースを選んだつもりだった」と説明。第8日昇丸の親会社「日昇」(高知市)の中田勝淑社長(61)は「昔から仲良くしている船なので、近くにいて素早く対応できてよかった」と話した。


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2018年06月21日木曜日


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