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緊急避難管 雨で汚水流入86ヵ所で確認 仙台市が調査

 仙台市は20日、大雨時にマンホールから汚水があふれないよう、汚水管と雨水管をつなぐ緊急避難管に関し、初めて行った実態調査の結果を公表した。使用中の避難管は市内に97カ所あり、うち86カ所で降雨時の汚水流入を確認した。
 市下水道調整課によると、97カ所のうち調査可能な90カ所で汚水流入の有無や水質を調べた。1時間の降水量が10ミリ以下の弱い雨でも、汚水が流れ込む避難管が15カ所あった。
 避難管の水質は平均で、汚れ具合を示す生物化学的酸素要求量(BOD)が1リットル当たり70ミリグラム、大腸菌群数が1立方センチ当たり9359個。汚水が流入し、河川に放流される前の雨水はBODが35ミリグラム、大腸菌群数が2003個だった。
 河川に流す際の水質基準はないが、宮城野区の南蒲生浄化センターは海などに流す処理水の水質をBOD15ミリグラム、大腸菌群3000個以下にしているという。
 避難管は、汚水と雨水を別々に流す市郊外に設置された。老朽化で汚水管に亀裂が入ったり、雨どいを汚水管に誤って接続したりすることで、汚水に雨水や地下水が流入。増えた汚水が避難管から雨水管に流れ込み、河川に放流される。


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2018年06月21日木曜日


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