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<ほっとタイム>フクロウの「母ちゃん」放鳥に涙

牧場のツリーハウスの枝に放された2羽のフクロウ

◎福島・鏡石牧場でフクロウ保護

 福島県鏡石町の板橋友子さん(58)は、フクロウの母ちゃんだ。町内の岩瀬牧場内にある食堂のおばちゃんでもある。牧場で2羽の保護を続けてきた。
 ひなを見つけたのは5月3日。売店前にある桜の古木の穴に3羽いた。
 カラスに襲われたのか、気付いた時、1羽が見えなくなっていた。「このままでは危ない」。木箱を作って保護することにした。
 牧場にフクロウが現れたのは初めて。郡山市の愛好家に育て方を教わった。毎日、鶏肉や豚肉、牛肉を与えてきた。
 ひなはすくすく成長した。来場者が盛んにカメラを向けるなど、牧場の人気者となった。
 2羽は6月2日、巣立ちを迎えた。放すのは牧場内でもカラスが少ないツリーハウスの枝。抱きかかえると、大きくなったひなは顔を見詰めてきた。
 「元気で頑張るんだよ」と板橋さん。「親として牧場に戻ってきたら、ひなのお世話してあげるからね」。頬を伝わる涙を拭った。(郡山支局・岩崎かおり)


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2018年06月21日木曜日


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