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日銀審議委員、物価上昇を強調 緩和継続訴える 仙台で会見

記者会見で金融緩和などについての見解を述べる布野氏

 日銀の布野幸利審議委員は21日、仙台市で開催した金融経済懇談会後に記者会見した。上昇率2%の目標に届かず、伸びが鈍化する物価について「長い目で見れば上昇傾向を強めていく」と強調し、金融緩和政策の継続の必要性を訴えた。
 布野氏は「業界によっては値上げの動きがあり、悲観していない」と分析する一方、「スーパーとドラッグストアの競争激化など構造的な下振れ要因がある。今後も点検していく」とも述べた。
 低金利政策が金融機関の経営を圧迫していることも問われ、「金融仲介機能を担うだけの健全性はある。経済情勢の変化も含め総合的に判断すべきで、収益のレベルだけを見るのは適切でない」と答えた。
 宮城の経済と東日本大震災の復興については「中小企業が独自技術を生かして市場を開拓している」「家が建っても人が戻らない場所があり、復興状況にはばらつきがある」との認識を示した。
 金融経済懇談会は非公開。布野氏が、郡和子仙台市長や海輪誠東北経済連合会長ら10人に国内外の経済情勢や日銀の政策運営を説明した。


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2018年06月22日金曜日


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