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<山形大パワハラ>センター長の侮辱行為など認定 学長「早く把握するべきだったと反省」

定例会見でパワハラを認め、謝罪する小山学長

 山形県飯豊町の山形大xEV飯豊研究センターの職員が、センター長を務める50代男性教授からパワーハラスメントを受けたとして相次いで退職した問題で21日、同大特別対策委員会がセンター長の行為をパワハラと認定していたことが分かった。小山清人学長が同日の定例記者会見で明らかにした。大学は7月末をめどにセンター長を処分する方針。

 特別対策委が認定したパワハラは(1)「ボケが!!」「役立たず」などと記した書き置きを机に残した(2)外部の人の前で「偏差値40」「小学生以下」などと侮辱した(3)事務連絡メールで「無能で非常識なお馬鹿(ばか)さんへ」と記して送信した−など少なくとも7件の行為。
 職員3人以上が対象となったとして、「責任者の地位を背景に職員に精神的苦痛を与え、職場環境を悪化させた」と結論付けた。
 特別対策委は「懲戒処分が相当」との意見を付け、20日までに小山学長に調査報告書を提出した。
 大学は行為があった時期を明らかにしていないが、センター職員の相談に応じてきた同大職員組合などによると、2016年9月ごろとみられる。
 センター長によるパワハラ疑惑は、河北新報が昨年10月5日に報じて発覚した。小山学長は同日の記者会見で「パワハラがあれば処分している。パワハラとしては把握していない」と否定。その後、職員組合が書き置きなどの画像を公表したのを受け、大学は同11月、複数の学外の専門家を含む特別対策委を設置、関係者への聞き取り調査を進めていた。
 小山学長は「関係職員の皆さまに深くおわび申し上げる。大学の信用を失墜させたことは誠に遺憾」と謝罪。「もっと早く把握するべきだったと反省している」と対応の遅れを認めた。
 一方、職員が退職した原因については「自己都合だと認識している」として、パワハラとの因果関係を否定した。

[山形大xEV飯豊研究センター]山形大と山形県飯豊町が整備したリチウムイオン電池の研究開発拠点。「xEV」は電動輸送機器の総称で、自動車などに使われる電池の試作工場の機能も持つ。開所は2016年5月。自動車、ロボット関連企業など約50社が研究開発に加わっている。


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2018年06月22日金曜日


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