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<小動物と暮らす>小鳥編[2]止まり木の太さ大切

止まり木は脚に負担の掛からない太さにするといい

 小鳥は2本足の動物です。故に、脚を痛める行為は命取りになる危険すらあります。特に、まだ止まり木に止まれないひなは脚の力も弱く、1本の脚を痛めると腹部で体重を支えざるを得なくなり、呼吸が苦しくなって衰弱していくことがあります。

 挿し餌をしなければいけないひなをつかむときには、特に注意して優しく扱ってください。挿し餌は「アワ玉」を使用することが多いですが、この餌はアワを卵の黄身でコーティングした栄養価の高いものです。
 お湯でふやかして温かいうちに専用の給餌スポイトで口に入れてやります。そ嚢(のう)と呼ばれる、喉の左右の餌をためる袋がいっぱいになるまで与えます。

 よく間違った給餌を見掛けます。ふやかしたアワ玉を餌入れに入れて自由に食べさせることです。栄養価の高いアワ玉はぬらすとすぐに腐ってしまうので、結果、腐った餌をそ嚢にため込むことになります。嘔吐の症状が表れてくると治療が難しくなります。

 ひなは水槽で飼育しますが、床にはコピー用紙などを平らに敷いて、決して紙を裂いて敷かないように注意しましょう。紙が絡まると脚を痛めます。また、歩きづらいため、脚に負担も掛かります。

 平らに敷いた紙に乾いたままのアワ玉をまいておくと、遊びながら食べだします。その後、徐々にむき餌に切り替えていき、最終的には殻付きの餌にしてやるのがよいでしょう。

 止まり木は、最初は低い位置からスタートし、徐々に床から高い位置に変えていきます。止まり木で大切なのは、太さです。握った時に指がクロスするようだと細すぎて脚に負担が掛かり痛めやすくなります。

 ちょうど良い太さは握った時に3分の1程度余裕があるものです。ラワン材の物が市販されています。プラスチック製よりも握りやすく滑りづらいのでお薦めです。

 インコやオウム類で止まり木をかみくだく際には、それよりも硬いカシの木を使うとよいでしょう。これらの点に注意して飼育してあげましょう。(獣医師)


2018年06月22日金曜日


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