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<名取川土砂流出>応急対策 年度内に着手 県が検討会で方針

 宮城県名取市高舘熊野堂の残土置き場から名取川に土砂が流出している問題で、県は22日、地元漁協など関係者らでつくる対策検討会の初会合を仙台市宮城野区の県仙台土木事務所で開き、本年度内に土砂流出を食い止める応急対策工事を実施する方針を明らかにした。
 名取川でアユの放流などを行う広瀬名取川漁協や県、名取市の担当者ら7人が出席。同事務所の平塚智所長は「年度内をめどに対策工事を行いたい。あらゆる手段を講じる」と述べ、早期の工事着手を目指す考えを示した。7月中旬の次回会合までに、具体的な対策を取りまとめる。
 県側は約2万立方メートルと推定される土砂について、放置した場合は大規模な流出につながる恐れがあると説明し、対策工事の必要性を強調。税金を使う行政代執行による撤去も視野に検討を進める考えも示した。
 広瀬名取川漁協の金子賢司代表理事組合長は取材に対し「やっと撤去への第一歩を踏み出した。アユの成育にふさわしい川の環境を取り戻したい」と話した。
 県は2013年10月に土砂流出を確認。16年3月末までに業者側に文書と口頭で17回にわたり指導を重ねた。16年4月以降は河川法に基づく対応に変更。指示や命令を計3回出したが、撤去には至っていない。


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2018年06月23日土曜日


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