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<W杯サッカー>復興共に 香川選手応援 「10」掲げ「次も得点を」

香川選手のユニホームを事務所で大切に保存する浅野社長
2011年の訪問時、被災した社屋の前で従業員と記念撮影した香川選手(中央)

 24日(日本時間25日未明)にサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会第2戦に臨む日本代表の香川真司選手(29)=ドルトムント、FCみやぎ出身=を、石巻市の企業関係者が特別な思いで見詰めている。東日本大震災後に激励の訪問を受け、社内には香川選手から贈られた背番号10の代表ユニホームを掲げる。復興の日々を共に歩んできた。

 「動きがすごくいい。PKのシーンも、こぼれ球に素早く反応してシュートを打ったから相手のハンドを誘発した」
 宮城ヤンマーの浅野亨社長(76)が、初戦のコロンビア戦に先発出場しPKを決めた香川選手のプレーを熱っぽく語った。
 同社と香川選手のつながりは、震災直後の2011年5月23日にさかのぼる。石巻漁港から約500メートルの社屋は当時、1階が津波に襲われ、足場を組んで修復作業していた。
 ドイツ1部ドルトムントで活躍していた香川選手は、06〜10年に在籍したJ1セレッソ大阪との縁でヤンマー(大阪市)の被災事業所を訪問。地域特約店の宮城ヤンマーに立ち寄った。
 同社は騒ぎにならないよう事前の公表を控えたが、香川選手の来社を人づてに聞いた子どもら50人以上が集まった。香川選手は快くボールや色紙にサインを書き、被災者に笑顔を振りまいたという。
 香川選手から手渡されたユニホームはサインと共に社内に飾られ、被災した社員を勇気づけてきた。
 「まだがれきが残る時期で、石巻に来るのも大変だったのではないか。よく励ましてくれた」と浅野社長。「24日のセネガル戦も先発、得点してほしい」とエールを送った。


2018年06月24日日曜日


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