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<福島第1原発事故>デブリ取り出し、まず2号機 東電が21年着手検討

 東日本大震災で炉心溶融(メルトダウン)した東京電力福島第1原発1〜3号機のうち、東電が溶融核燃料(デブリ)の取り出しに最初に着手するのは2号機とする方向で検討を進めていることが23日、関係者への取材で分かった。21年内のデブリ取り出し開始を目指している。取り出しの初号機が具体的に判明するのは初めて。
 2号機は内部の調査が最も進み、作業がしやすいとみられることから選ばれた。デブリ取り出しは廃炉作業の最大の難関だが、初号機のめどが立ち、作業工程の具体化や機器の開発が前進しそうだ。
 国と東電が策定した廃炉工程表「中長期ロードマップ」では、19年度に取り出しの初号機を決め方法を確定するとしている。
 東電はデブリ取り出しに向け、1〜3号機の格納容器内部の調査を進めてきた。内部に水がたまっている3号機では昨年7月、水中ロボットによる調査でデブリの可能性が高い小石状や溶岩状の堆積物を初めて確認。2号機では今年1月、カメラ付きパイプを使って小石状のデブリを確認できた。
 取り出し初号機を選定するため、3基の損傷具合や汚染状況、格納容器内の調査結果を検討。2号機は原子炉建屋が比較的健全で、格納容器周辺の放射線量が低く取り出しに向けた作業をしやすいと分析。内部調査も最も進んでいるため、他の号機よりも早く容易に取り出しが可能と判断した。
 3号機は格納容器内の水位を低下させることができれば、初号機となる可能性が残る。1号機は内部の状況がよく分かっていないため初号機には適さないとしている。


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2018年06月24日日曜日


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