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<松島・瑞巌寺落慶法要>みこし行列 晴れやかに

瑞巌寺の参道を練り歩くみこし=24日午後1時10分ごろ、宮城県松島町

 仙台藩祖伊達政宗によって1609年に創建された寺に、修理落成を祝う読経が響いた。宮城県松島町の瑞巌寺で24日営まれた「平成の大修理」の落慶法要。100〜150年に一度の機会に触れようと大勢の参拝客が訪れ、町内の神社のみこしも繰り出して華やぎを添えた。
 法要には行政や工事の関係者、宇和島伊達家当主らも列席した。法要を取り仕切る星松岳総監は謝辞の中で、修理中に発生した東日本大震災の被害が軽かったことや、屋根瓦の下にふく野地板が観光客や近隣住民から約1万枚寄進されたことを紹介。多くの支えに感謝し「これからも地域のため世界平和のために祈る」と述べた。
 来賓からは、震災を乗り越えたことに「不屈の精神」と賛辞が贈られた。
 法要後、寺ゆかりの日吉山王神社など町内4神社のみこし5基と仙台のすずめ踊りの踊り手ら計約350人によるパレードが、寺の参道を練り歩いた。氏子たちは掛け声を上げながらみこしを担ぎ、落慶を盛り上げた。
 近くの利府町浜田地区で震災の津波に遭ったものの無事で、少子化のため松島町磯崎地区の稲荷神社に寄贈された宝船みこしも初披露された。
 寺は24日、拝観が無料となった。みこしはパレード後に海沿いの中央広場に展示され、寺と周辺は国内外からの観光客でにぎわった。
 新潟県新発田市から団体で訪れた無職田村光雄さん(84)は「これだけ大勢の人々が集まっていて驚いた。天気にも恵まれ、日本の寺や祭りの素晴らしさを感じた」と話した。


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2018年06月25日月曜日


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