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<楽天>若武者田中 走攻守に輝く フォーム変更し打撃センス開花

24日の日本ハム戦で決勝の適時内野安打を放つ田中=楽天生命パーク宮城

 東北楽天の田中が走攻守で輝いている。6月は打率3割4分7厘、6盗塁。中堅の守備も安定感がある。平石監督代行は「想像をはるかに超える活躍」と目を細める。
 平石監督代行が最初に指揮を執った17日の阪神戦から5試合で4勝1敗とチームは好調だ。この間、一回の得点は4試合。1番田中、2番茂木、3番島内の通称「タナモギアイランド」が機能している。田中は「すごい打者が後ろにいて気が楽。フェアゾーンに転がして出塁することを心掛けている」と話す。
 指揮官が「最高の形」と評価するのが19日のDeNA戦。一回、田中が内野安打で出塁し二盗に成功。茂木の二ゴロで1死三塁とし、島内の二塁野選で先制した。50メートル5秒8の田中の俊足があっての攻撃だった。
 打撃センスが開花したのは偶然だった。2軍にいた5月、池山2軍監督に「(米大リーグ、エンゼルスの)大谷(岩手・花巻東高出)がノーステップ打法で打ち始めた。お前もやってみたら」と勧められ、フォームを変更した。この後、選球眼が良くなったという。共同通信デジタルによると、ボールゾーンのスイング率の低さは、チーム3位タイ(今季100打席以上)。「足を上げなくなって、ボールをじっくり見られるようになった」と話す。
 遠投125メートルの強肩で守備範囲も広く、中堅手として欠かせない存在となっている。平石監督代行は「守備でも、球界を代表する選手になれる」と評価する。
 それでも田中は「いつ2軍に落ちるか分からない。一戦一戦が勝負」。2年目の若武者はひたむきにプレーし続ける。
(狭間優作)


2018年06月26日火曜日


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