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<世界遺産出前授業>開始10年申し込み殺到 「深い内容学べる」小中高生に好評

平泉の文化遺産について学んだ盛岡市月が丘小での出前授業

 地元にある世界遺産の価値を子どもたちに伝えようと、岩手県が小中高校に専門職員を派遣する「世界遺産出前授業」が10年を迎えた。「授業ではなかなか取り扱えない深い内容を教えてもらえる」と好評で、申し込みが殺到している状態だ。
 盛岡市月が丘小で今月上旬にあった出前授業では、世界遺産への追加登録を目指す柳之御所遺跡(平泉町)から出土した土器を紹介。6年生56人が直接手に触れ、奥州藤原氏の歴史や遺跡の価値を学んだ。
 出前授業は「平泉の文化遺産」(平泉町)がまだ候補地だった2008年度にスタート。16年度には「明治日本の産業革命遺産」を構成する釜石市の「橋野鉄鉱山・橋野高炉跡」も加わった。
 達増拓也知事や職員が毎年約25校を訪問し、既に200校を超える。毎年100校を超える学校から申し込みがあるため、抽選で外れた学校では県教委が同様の授業を担う。
 普段の授業に役立ててもらおうと11年度からは、教員を対象に平泉や橋野鉄鉱山で現地研修も実施している。
 県文化振興課の佐藤嘉広世界遺産担当課長は「世界遺産について学ぶことで地域の歴史文化に関心を持ち、地元に愛着を持った人に育ってほしい」と語る。


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2018年06月26日火曜日


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