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<東北電株主総会>女川、東通「再稼働目指す」社長が強調

東北電力の株主総会会場に入る株主ら=27日午前9時25分ごろ、仙台市青葉区の電力ホール

 東北電力は27日、仙台市青葉区の電力ホールで株主総会を開き、東日本大震災以降、停止している女川原発(宮城県女川町、石巻市)、東通原発(青森県東通村)の再稼働を目指す方針を改めて強調した。

 総会には株主735人が出席した。会社側は5年連続で黒字となった2018年3月期連結決算を報告。原発再稼働の前提となる安全対策工事の完了時期について、女川原発2号機は2020年度、東通原発は21年度に延期したと説明した。
 原田宏哉社長は「原発は国の新規制基準にとどまらない安全レベルの向上に努めている。安全を最優先に地域の理解を得て再稼働を目指す」と述べた。
 質疑では原発再稼働に反対する質問が相次いだ。「原発の停止期間が10年を超えることになり、維持費の増大などさまざまな問題が発生する」などの意見があった。
 市民団体「脱原発東北電力株主の会」は、脱原発宣言などを求める定款変更6件を株主提案した。会社側は全てに反対している。
 この日は大手電力9社が一斉に株主総会を開催。東京電力は福島第2原発1〜4号機の廃炉方針を表明し、福島県内の全基廃炉が確実となっている。一方、九州、関西、四国の3電力は新規制基準に基づき5原発9基を再稼働している。


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2018年06月27日水曜日


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