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<貝毒>エゾイシカゲガイの出荷を自主規制 岩手南部の漁業者落胆

 岩手県漁連は26日、大船渡市と陸前高田市に面する南部海域でエゾイシカゲガイの出荷を自主規制すると発表した。国の基準値を超えるまひ性貝毒が検出された。東日本大震災からの復興を目指してブランド化戦略を進めていただけに、地元漁業者の落胆は大きい。
 エゾイシカゲガイは毎年7〜9月に水揚げされ、東京・築地市場で1キロ当たり2500円前後で取引される高級貝。大規模に養殖しているのは国内で陸前高田市の広田湾だけという。
 広田湾の養殖施設は震災の津波で全壊。震災後に湾の海底から引き揚げられた少量の稚貝から養殖を再開し、2014年には再出荷にこぎ着けた。昨年は68トンを出荷し、今年も7月初旬の初出荷を見込んでいた。
 広田湾漁協気仙支所(陸前高田市)はこの日、生産者らが対策会議を開いた。出荷規制を解除するには、国の基準値を3週連続で下回らなければならない。
 気仙支所は「待つしかできない。解除時期がずれ込むと、生産者の負担が増す」と表情を曇らせた。


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2018年06月27日水曜日


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