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<いちおし土産>伝統素材で和の涼感 蔵富人(白石市)の白石和紙うちわキット

白石和紙うちわキットと完成品

 宮城県白石市で受け継がれる丈夫でしなやかな白石和紙を生かし、自分だけのうちわを手作りする。暑い盛りに和の涼しさを感じてもらおうと、市民グループ「蔵富人(くらふと)」が今月、商品化した。
 白石和紙は、原料のトラフコウゾとトロロアオイの栽培から紙すきまで、1年がかりで仕上げる。職人による唯一の生産拠点だった白石和紙工房が2015年春に閉じて以降、蔵富人が技術の継承に取り組んでいる。
 手掛けた和紙は、フィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦選手(仙台市出身、東北高出)に贈られた県民栄誉賞の賞状、白石市の中学校の卒業証書などとして活用されている。
 キットには色や柄が一つ一つ違う和紙と竹製の骨のほか、型紙や説明書が入る。「白石の風土が生んだ和紙に親しんでもらうきっかけになればいい」とメンバーの阿部桂治さん(49)。廃れかけた伝統に、新たな風を呼び込みたいと願う。

[メモ]青や赤などの手染め1500円、生成り1200円。白石市中町の寿丸屋敷で販売中。インターネット通信販売(https://shiroishi.base.shop/)でも扱う。連絡先は白石まちづくり会社0224(25)6054。


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2018年06月28日木曜日


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