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<次世代放射光施設>県・仙台市、整備に決意新た 誘致3町は波及効果を期待

 次世代型放射光施設の建設地が東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)に内定した28日、県や仙台市などのトップからは歓迎の声が相次いだ。かつて候補地に名乗りを上げた大郷、松島、丸森の3町は波及効果を期待した。
 放射光施設を核とした企業や研究機関の集積が見込まれることに、村井嘉浩知事は「宮城が科学分野の拠点になる可能性が示された。優秀な理系人材が集まる起爆剤になる」と喜んだ。
 約23億円の支援を打ち出した仙台市の郡和子市長も「東北の発展につなげられるように最大限力を尽くす」と強調。仙台商工会議所の鎌田宏会頭は「早期整備に向け産学官一体で推進する」と意欲を示した。
 候補地が東北大に決まる昨年4月まで誘致活動を展開した3町は関連企業の進出などに希望を託した。県内でいち早く候補地に手を挙げた保科郷雄丸森町長は「関連施設があれば、町に来てほしい」と求めた。
 田中学大郷町長は「高度な研究が生物・バイオ分野の発展につながり、農業中心の街づくりに生かされれば素晴らしい」、桜井公一松島町長は「企業の研究機関や研究者のための宿泊施設などの誘致に取り組みたい」とそれぞれ述べた。
 東北6県や東北経済連合会など27団体でつくる「東北放射光施設推進協議会」の会合が7月下旬に開かれる見通しで、関係者らが早期の整備実現を目指す方針を確認する。


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2018年06月29日金曜日


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